津和野の太鼓谷稲成神社にて、亀井家入城400年記念式典がありました。実行委員長の下森博之町長の挨拶によると、入城が1617年8月13日で、旧暦に直すと9月12日になるので、一番近い週末の9月10日に式典を設定したのだそうです。こういう津和野町のこだわりが私は好きです。
亀井家からは叔父(第16代当主)がご挨拶しました。式典の後、鳥取大学地域学部教授・岸本覚氏の講演があり、津和野藩は入城から50年ごとに藩主をお祭りすることで結束してきたのだと知りました。それが平成の世まで引き継がれているところがすごいというか、ありがたいとしか言いようありません。
式典には鳥取の鹿野町や参勤交代のルート、津和野街道に位置する廿日市市など、歴史的にご縁のあるところからも来賓として参加者があり、その辺の配慮も津和野町らしいと思いました。近年、鹿野町と協力して重要文化財の登録をしたり、廿日市発の津和野街道早駆け大会が始まったり、津和野単独ではない、むしろ津和野が誘われるような形で町おこしの動きが生まれていて、希望を感じます。
私も人と人を結びながら、町おこしのお手伝いができればと思います。