その他の活動報告

2015年4月13日(月)同志社大学教授・浜矩子さんの記者会見

投稿日:2015年4月13日 更新日:

「国民なき経済成長 脱アホノミクスのすすめ」を上梓した浜矩子さんの会見に出席しました。通訳を付けず全て英語で行われました。もともとロンドンで仕事をしていた方ですからさすがに英語は流暢でした。会見の要旨は以下の通りです。

「取り戻したがり病」という病が流行っている。「日本を取り戻す」というスローガンでいうところの安倍総理が取り戻したいものとは何なのか。それがハッキリとわかってきた。
大日本帝国時代の日本、キーワードは「強い」である。
①強い日本
②強い経済
③誇りある日本
それが取り戻したいものの正体だ。

「取り戻したがり病」の症状は2つある。
①見えるはずのことが見えなくなる。
②考えてはいけないことを考えるようになる。

実は今、日本に欠けているのは成長ではなく分配である。「豊かさの中での貧困」という現象が起きている。経済学の祖はアダム・スミスに遡るが、彼は経済とは人々を幸福にするものと定義した。つまり人々を幸福にしない活動は経済学に値しない。アベノミクスをアホノミクスと表現したが、今や何のミクスにもあらず、ミクスと語るレベルのものではない。

そもそも経済成長し続けることはできない。日本は戦後の焼け跡から復興する過程で高度成長を遂げた。今は先進国として成熟経済の時代に入っており、過去を取り戻せるものではない。また日本銀行は中央銀行の役割を果たしていない。いまや日本政府の一機関に成り下がってしまった。これは間違っている。

会見の後、すぐに浜さんの本を読みました。浜さんはアベノミクスの初期からアホノミクスと命名し、堂々と批判を展開してきた人です。株価だけは上がったけれど消費は落ち込み、物価上昇に苦しむ一般市民…株価がいくら上がっても株を持っていない人には関係がないので政府が期待するトリクルダウンは起こらないのです。異次元の金融緩和を行っても喜ぶのは証券会社だけ…国を挙げて円を刷り、年金資金を株に突っ込んだ安倍政権。そろそろ真面目にアベノミクスが崩壊した後に備える必要がありそうです。

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