半夏祭り(地元の活動報告参照)で飯南町に1泊した後、翌日は雲南市に行きました。雲南と言っても市町村合併の後はとても広く、まず向かったのはたたらの里、旧吉田村。春先にオープン案内をいただいた「cha-ya 初はな」に行ってみたかったのです。とにかく益田市から旧吉田村は遠いので、なかなかすぐには出かけられません。吉田川沿いにある小さなカフェのメニューは山里カレーとスイーツが少々。私は店名由来の創作菓子「初はな」とお抹茶のセットをいただきました。メニューに「たたら師たちは炉から初めて出る不純物の鉱滓(ノロ)を「初花」と尊び、「初花」を象った米菓子を神様にお供えしていました。」と説明書きがあります。もちもちした皮で餡を包んだボリュームたっぷりのお菓子でした。
予定を立てずにぶらりと来たので、この後は懐かしの「吉田グリーンシャワーの森」に行きました。実は昔、通訳の仕事で総務庁(当時)の国際交流事業の参加青年とここに泊まったことがあるのです。コテージ1棟に1人で泊まり、管理棟への道中、イノシシに遭遇しないかとドキドキしながら森の中を歩いたあの頃とほとんど変わっていません。宿からは早朝、雲海が見えることがあり、その景色は宮崎駿監督の「もののけ姫」の冒頭、タイトルロール直前の雲海の描写に表れています。地元の皆様は「たたら製鉄」の歴史文化や「もののけ姫」に誇りを持っていらっしゃいます。さて私は管理棟で懐かしい人と会い、結局ここでお昼(コーヒーブレーク参照)を食べました。今日は食べてばっかり…。
普通にのんびりと日曜日を自然の中で過ごし、それから昨年開通した高速道路で木次に行きました。吉田から木次は本当に近くなったと思います。木次で思いつくまま挨拶回りを始めてぶらりと某お寺に寄ったら、ちょうど法話の合間で琴演奏が始まるというタイミングだったので、一言ご挨拶させていただいて皆様と一緒にお琴を聴き、その後益田まで帰りました。終わってみれば移動距離は長かったけど楽しい1日でした。