活動報告(ブログ)

2014年2月28日(金)「岩見隆夫さん お別れの会」に出席

去る1月18日(土)に逝去された元毎日新聞社特別顧問・政治評論家の「岩見隆夫さん お別れの会」が12時より日本プレスセンタービルで開催されました。

岩見さんとは「みのもんたのサタデーずばッと。」でしばしばご一緒させていただきました。「サタずば」は番組途中のニュースの時間帯に出演者が休憩して談笑したり、節目節目(番組9周年や10周年)の回は終了後、局内でお祝いをしたり、出演者やスタッフとのコミュニケーションが円滑だったので私も岩見さんとお話しする機会が多々ありました。お別れの会の司会は「サタずば」の堀井美香アナウンサーで、会の途中にはみのもんたさんも駆け付け、岩見さんが再び皆様に引き合わせてくださったかのようでした。

岩見さんの解説もお人柄も、毎日新聞の「近聞遠見」も大好きでした。私は故人の最後の数年に少し接する機会を得ただけですが、さすがにこの日の出席者は各界の重鎮ばかりでした。お別れの会は毎日新聞社の主催で行われ、主催者の毎日新聞社長の挨拶の後、渡辺恒雄氏や田原総一郎氏、森喜朗氏や伊吹文明氏等、岩見さんをよく知る方々がスピーチをされ、どの方も彼が大変なお酒好きであったことを教えてくださいました。政治家の出席者は与野党問わず幅広く、尊敬されるジャーナリストの存在は貴重であると改めて思いました。

当日、会場で配られた冊子に岩見さんの写真や文章の抜粋があり、その中にご自身で書かれた「私の死亡記事」(2000年文芸春秋刊)という文章があって思わず笑ってしまったので一部ご紹介します。タイトルは「サクラ前線に死す」。記事によると<美瑛町で今年最後の桜を観賞中、突然倒れ、救急車で運ばれたが、まもなく死去した。運ばれる途中、「サクラ、サクラ……」とつぶやいたのが最後の言葉になった。>、<晩年は、毎春、サクラ前線に合わせて、主として徒歩で日本列島を北上、ついで夏祭りをたどりながら南下、各地の銘酒を訪ね歩いた。>、<「徒歩・桜・祭・酒の四拍子人生だ」が得意のセリフだった。テレビドラマ「水戸黄門」をもっとも好み、漫遊癖もその影響ではないか、と知人たちは語っている。>、もうすぐ桜の季節…岩見さん、今年も天国で桜とお酒をお楽しみください。ありがとうございました。

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