4月2日(月)午後、週刊新潮の重松厚至(しげまつあつし)記者の取材を受けました。4月5日(木)発売の週刊新潮に記事として掲載されていますが、事実と誤認、脚色が組み合わさったおかしな記事になっているので訂正したいと思います。
記者が匿名記事を一方的に公表する日本のジャーナリズムに対して、私は強い問題意識を持っているので、自分の記事に責任を持つべきという思いを込めて、私はいつも記者の名前を公表しています。
この記事の何が事実ではないかというと、まず「自見庄三郎・金融・郵政改革担当相に公然と辞任を迫った」という部分と、「代表には、『官房長官と輿石幹事長を通じて自見氏を更迭すべきだと総理に伝えてほしい』と言いました」という部分です。辞任を迫ったのは私ではなくて亀井静香代表です。代表が3月30日(金)午後に官房長官と輿石幹事長に電話をして、「自見大臣を更迭すべきだと総理に伝えてほしい」と言ったのであって、私ではありません。つまり「代表には」ではなくて「代表は、『官房長官と輿石幹事長を通じて自見氏を更迭すべきだと総理に伝えてほしい』と言いました」が正しいのです。この要求は再度、4月2日(月)午後に代表が輿石幹事長に伝えています。
それから「与党の幹事長にはそれなりの旨みがあるのでしょう。」という部分も創作です。そもそも私は「旨み」なんていう言葉を遣いません。取材を受けて記事を読むと、記者が本人のコメントと自分の創作を組み合わせて脚色記事を書く様子がよくわかります。週刊誌のこの種の記事の信頼性がどの程度なのか、一つの参考になると思います。
「女を上げた」と私を褒めているのかもしれませんが、「先輩をバッサリ斬って」いないので、褒めていただかなくても結構です。