先日購入したDVD「自由貿易に抗う人々」を、初めて益田事務所にて上映しました。
トランプ大統領は就任直後、TPP交渉から離脱し、NAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉も行うと宣言したので、NAFTAがまた注目を浴びています。このDVDはNAFTAによってメキシコに何が起きたかということを、ドキュメンタリーとして追った作品です。
トランプ大統領はメキシコからの移民を防ぐ為に国境に壁を建設すると公言し、アメリカの労働が奪われた話ばかりを強調しますが、果たしてメキシコはNAFTAで得をしたのかと言えばそんなことはないのです。「自由貿易に抗う人々」では、特区に建設された外国資本の工場で低賃金で働く人々や、安い農産物の流入で崩壊した農業の実態が紹介されています。そんな中で遺伝子組み換え農産物に抗い、在来種の保存に乗り出したグループの活動にも光を当てています。
日米FTAが交渉された場合、何が起こり得るのかということを示唆する作品です。
今後、私は小さな上映会・勉強会を各地で行う予定です。