奥出雲多根自然博物館に初めて入りました。子供を連れていく施設というイメージだったことと、そう大きくもない田舎の施設なので、わざわざ観る必要もないかなと今まで入らなかったのです。ところがこれが期待以上におもしろかった…!
まずこの施設の背景を説明すると、奥出雲町の多根という地区はメガネの三城を創業した多根良尾氏の出身地で、彼は故郷に貢献しようと奥出雲多根自然博物館を建てました。つまり個人のコレクションを展示した民間の博物館です。博物館の上は宿泊施設になっていて、施設の目の前には温泉施設があり、部屋も洋室で人気があるようです。この日は三成愛宕祭りのせいか満室でした。
博物館のメインテーマは考古学。古代の地層や鉱物、化石、恐竜の骨…等々が展示されています。1階が古代の地層や恐竜、2階が動植物の化石や鉱物、3階が奥出雲の歴史と宇宙開発のパネル展示と分かれていて、どうやら多根氏は宇宙にも興味があるようです。わかる、わかる…!なぜ私がこの博物館を好きかといえば、興味の対象が同じだからでしょう。私は通訳時代にジュラシックパーク関連の仕事をしてから恐竜好きになりました。宇宙は昔から好きで、だから種子島(その他の活動報告参照)はもちろんNASA(海外の活動報告・海外の活動報告参照)までスペースシャトルの打ち上げに飛んで行ったのです。
この博物館はナイトミュージアムが人気だそうで、これはおもしろそう!(余談ですが、スミソニアン博物館をテーマにした映画「ナイト ミュージアム」をご存知ですか?おもしろいですよ。恐竜の骨を見ながら思い出していました。)さてこの日のメインは三成愛宕祭りに行くことで、奥出雲多根自然博物館は時間調整のつもりだったのですが、すっかり時間を使ってしまいました。
奥出雲町の三成という地域で開催される三成愛宕祭りは「昭和」にタイムスリップしたようなお祭りです。今年はお世話になっている後援会のメンバーが当家だったので、絶対に行こうと決めていました。
愛宕祭りの特徴は、闇夜に浮かび上がる一夜城!今年は布が新調されたそうです。俳優の吉田栄作さんが来県し、当家のテントに陣取ってお祭りを盛り上げてくださいました。吉田栄作さんはNHKの朝ドラ「だんだん」のしじみ漁師役で出演したのがご縁で、以来島根県の観光大使のような役割をずっと務めているのだそうです。もう何度も来県しているそうです。今年はお天気にも恵まれ、吉田さんというゲストもあり、お祭りがとても盛り上がりました。民家の屋根越しに花火を見るのもお祭りらしくていい感じ。日本の夏を満喫して帰りました。