活動報告(ブログ)

2021年7月11日(日)亀井塚が完成しました。

 松江市竹矢にある亀井塚共同墓地は、共同組合の方々も誰の墳墓なのかわからなくなり、亀井家が関係していることだけは確かなので由来を教えてほしいと以前から宿題として抱えていました。塚(古墳)の斜面が墓地の区画となって今では共同墓地なのですが、それでも頂上部分は誰も手を付けずに残されており、この度私が調査し整備しました。

 ここは月山富田城主、尼子氏に仕えた亀井秀綱の墳墓で、1566年3月、奇襲を受けて自刃しています。当時、秀綱は本庄森山村、簾(すだれ)岳城主として竹矢、森山、境外江を治めていました。

 塚のシンボルとして来待石の大きな亀(ニホンイシガメ)が鎮座し、由来を説明した銘版も置きました。この日、地元のご住職や共同組合の方々、お世話になった石材店の方々や両親と共に亀の除幕式をしました。この亀は頭を月山富田城の方向に向けています。

 梅雨の末期で大雨が予想された中、この時だけは曇天で何とか法事を終えることができました。

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