第2回の青空集会を安来市の旧伯太町、旧広瀬町の計3ヶ所で行いました。写真は母里の集会の様子です。
安来市では昨今、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社が計画している日向山風力発電事業(仮称)について議論が巻き起こっています。雲南市でも同じ事業者による計画があり、景観、騒音、維持管理等、様々な不安の声が寄せられています。私はこれまで鳥取県因幡や益田・匹見地区の計画について相談を受けてきました。
・間伐用の林道と建設時の作業道は相容れない。巨大な構造物を運び込む作業道は直線的に造るので山が崩れ、土砂が川に流れ込む。
・民間事業者なので、採算が取れなければ構造物を残したまま撤退するのではないか。
以上2つは典型的な問題点です。安来の場合は低周波の影響で白鳥が飛来しなくなるのではないか、という声も寄せられています。またこの日の集会では風車の建設時に杭を深く打ち込むことによる「深層崩壊」を指摘するご意見もありました。住民説明会で事業者に地元のメリットについて訊ねたところ、この事業による雇用創出は数人、地権者が数人ということで、ほとんど答えられなかったのだそうです。
再生可能エネルギーは大規模施設より地産地消が望ましく、風力ならば島国なので洋上の方が向いています。安来市では反対運動の署名活動も始まっています。