活動報告(ブログ)

2021年9月19日(日)田和山遺跡へ

 松江市の田和山遺跡に初めて行きました。三重にめぐらされた大きな溝「環濠」と、その外側に弥生時代から古墳時代にかけての住居跡があります。環濠の内ではなく外に住居があることが珍しいのだそうです。

 山頂部分は標高36メートルで城山(30メートル)より高く、つまり松江市のどの場所よりも高いので、松江市のへそとも言われ、宍道湖を綺麗に見渡せます。山頂の9本の柱のまとまり(高床住居)は宗教施設であろうと言われています。

 今回訪ねた理由は、20年前に松江市が整備した茅葺の小屋が崩れかけており、撤去されると聞いたからです。この場所は市民病院の建て替え時に予定地として発見され、結局、遺跡は保存して病院はすぐ横に建てられています。松江市にも私が知らないところがまだまだあると実感しました。

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