松江市の島根県立美術館で葛飾北斎「永田コレクション」全貌公開<一章>が始まり、オープニング式典がありました。
2018年に他界された永田生慈氏は津和野町出身の世界的な葛飾北斎研究者でコレクターでした。ご自身の病気発覚後、コレクションを一括で引き取り、県外には出さないという条件で子供の頃から収集した2,400点もの北斎の作品を島根県に寄贈されたのです。
北斎は19歳から34歳まで「春朗」、34歳から44歳まで「宗理」と名乗り、「北斎」となるのは後のこと。今回は「春朗」「宗理」時代の作品約350点が公開されています。
永田コレクションは島根県の財産です。津和野町が引き取れなかったのは残念ですが、県だからきちんと保管できるのだろうと今は思います。是非多くの方に足を運んでいただきたい企画展です。
この日は夕日が綺麗で、1日に二度も県立美術館に行ってしまいました。