活動報告(ブログ)

2022年7月31日(日)石見神楽の東京公演

 伝統文化の殿堂、国立劇場で初めて石見神楽が上演されました。東京オリンピックに合わせて予定されていた公演は1年遅れになりましたが、2回の公演で2,000人を動員したようです。私が観た第1部もほぼ満席でした。

 出演は浜田石見神楽社中連絡協議会。石見神楽なので江津でも益田でも、神楽は石見全域で盛んですが、この公演は浜田市の総力を結集したイベントでした。市内には54の社中があるそうです。

 神社の大祭や夏祭りで何度も夜神楽を観てきましたが、国立劇場公演の違いは花道があること。鬼や恵比須が花道から登場したり、大蛇が舞台だけではなく、花道をニョロニョロと埋め尽くしたり…50頭の大蛇は圧巻で、あの場所でしかできない演出でした。花道を使うと見慣れた神楽が、歌舞伎のような舞台芸術に一気に昇格したような感覚になります。石見神楽は国立劇場公演に相応しい日本の伝統芸能なんだと再認識しました。石見神楽は日本遺産に登録されています。

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