6月15日(月)夕方、河野防衛大臣がイージス・アショア配備計画の撤回を発表しました。突然のことで驚きましたが、求めていたことなので率直に喜びました。立憲民主党山口県連からもその日のうちに「止まりました!」と喜びの電話をいただきました。
昨夏の参議院選挙で秋田県ではイージス・アショア配備計画が争点となり、野党候補が勝利。早速、勝った寺田議員はこの問題に集中し、年末には秋田県への配備見直しが決定しました。一方、野党議員がいない山口県は「計画通り」。そのため、立憲山口県連から「むつみ演習場」を視察してほしいと今年に入って要望があり、実現したのが3月初め(地元の活動報告参照)でした。その後、地元の方々の疑問を質問主意書にして4月に提出。そして今回の発表を聞きました。
イージス・アショア計画は、その効果や実効性において初めから疑問視されていました。また、本体打ち上げ後に切り離されるブースターの重さは200kgもあり、そんな物体が空から住宅地に落ちてくると言われたら、当然、住民は反対します。私がむつみ演習場を視察した時、自衛隊側の説明では、「ブースターは基地内に落ちる」「種子島の宇宙ロケットと同じで、ブースターの落下地点は計算できる」と言われましたが、演習場の敷地は想像していたより狭く、農地や住宅地に隣接していて無理があると思いました。河野大臣が現実的な視点に立って配備撤回を表明したことは、率直に評価しています。
この日は3月の視察でお世話になった、立憲山口県連の皆さんや市民グループの方々と阿武町民センターの会議室で語り合いました。