江津市役所新庁舎竣工記念式典に出席しました。式典の後、庁舎を見学し、アイデア満載の施設に感心しました。
1階のエントランスは広々としており、扉を全開するとガレージのように中までトラックを入れて物資を搬入できるようになっています。もちろんエレベーターは急病人を運ぶストレッチャーが入るサイズ。市民サービスを行う1階は職員の席が固定されないフリーアドレス方式。各課の幹部だけが決まった座席に座ります。
市議会の議場も作らず、多目的ホールを使用。この日、式典を行ったホールに議会用の机等を運び込んで議場とし、議会のない時は市民のためのフリースペースになります。しかも一番眺めの良い方向(海側)に公共スペースが配置されているのです。
更に冷暖房には地中熱を導入しており、CO2削減に配慮した点も画期的です。配管等、重要設備は上層階にあり、想定外の水害にもしっかり備えています。バス停からはバリアフリーで建物2階に連結していて、細部に工夫があるのです。
新庁舎の周辺には消防、警察、病院、介護施設等、公共インフラが集約しており、新しい街づくり、拠点整備はこれでほぼ完成でしょう。10年前と比較すると江津市の変化は著しく、過疎地ではありますが、今後の発展が楽しみです。