津和野町は今、いい方向に変化しています。人口減少が著しく、観光地と言えないほど宿がない、食べるところがない、という状況でしたが、底は打ったと思います。
理由は教育を柱に県外から優秀な人材が集まってきたから、そして民間の資金提供者がいるから。写真はリログループ(創業者が津和野町出身)が現在建設している津和野高校の寮です。津和野高校の初代高校魅力化コーディネーターはグローカルクラブをつくり、AFS交換留学制度を導入しました。後任のコーディネーターも皆、優秀で、Tさんは津和野まちとぶんか創造センター代表として任期終了後も町に残っています。この団体を立ち上げたのは、津和野にルーツを持つ多胡家(津和野藩筆頭家老)と地方創生に取り組むNさん。多胡家の屋敷もリノベーションが始まりました。
これまで津和野高校は寮の老朽化が生徒を集めるネックになっていました。来春入学する新入生からこの寮が使えるようになります。県立高校なので、完成後、企業から県に寄贈される予定。建造物が木造に石州瓦とわかり、町民が高く評価しています。完成が楽しみです。