活動報告(ブログ)

2020年7月17日(金)江の川流域の被災地へ





 7月14日(火)、一昨年の夏に続いて氾濫した江の川流域の被災地を視察しました。江の川は広島の山間部で大雨が降ると氾濫するという傾向にあり、西日本豪雨の時にも同じ場所、具体的には江津市の川平地区と桜江町の田津地区が浸水しています。一昨年、農山漁村ミーティングに出席するために来県した枝野代表が、急遽予定を変更して視察したのもこの地区です。

 川の本流の水位が上がっているため、支流が合流地点でせき止められて氾濫するバックウォーター現象は、西日本豪雨で被災した岡山県真備町の事例で知られるようになり、江の川の氾濫も同じ原理です。

 去年よりは浸水地域が狭く、人的被害はなかったのですが、短期間に2回も被災するのではたまりません。堤防の整備が一部未完で被災した地域と、地形上、遊水池として氾濫を繰り返す中で土が運ばれてくる農地があり、地域の方々の声を聞きながら対策を進める必要があります。空き家が多く、堤防整備より移転を進めた方が合理的な場所もあり、個別の対応が必要です。この日、初めに市役所を訪問し、市長にも面会しました。一昨年のこともあって状況はよく理解されているので、私もできる限りのサポートをしていく所存です。

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