9月1日は防災の日。暑さがようやく和らぐ9月は台風シーズンの到来です。早速、台風11号が沖縄付近をゆっくりと進んでおり、ここ数日、島根の空は雨模様。清々しい秋晴れが待ち遠しい今日この頃です。
今月26日(火)に安倍元総理の国葬を行うことが閣議決定されました。ところが未だ岸田総理から説明はなく、閉会中審査も開かれていません。一方、国葬の為に予備費から2億5,000万円が支出されることが既に決まっています。これには警備費用が含まれていないので実際にはいくらかかるのか、10億円は下回らないと言われる経費は税金から支出されるわけですが、どうやら岸田総理は事後報告にするようです。
戦後、国葬令が廃止された為、根拠法がないまま早々と閣議決定してしまった安倍総理の国葬。なぜ自民党と内閣の合同葬ではいけないのか、なぜノーベル平和賞受賞者の佐藤栄作元総理は国葬ではなかったのか、天寿を全うするのと暗殺では弔い方が異なるのか、合理的な疑問が国民の間に膨らんでおり、二分された世論は国葬反対の声が上回っている状況です。また統一教会と安倍元総理、更には自民党との関係の深さが日に日に報道され、果たして安倍元総理が国葬にふさわしいのか、国民の理解が得られない方向に事態が進行していると言わざるを得ません。
東京五輪も国民の反対を押し切って開催し、昨今、組織委員会の委員やスポンサーが逮捕される不祥事に発展しています。一部の人間が陰で物事を決めてしまう風潮、いわゆる権力の腐敗を正していかなければならない、その為には野党がしっかりしなければと思います。立憲民主党は参議院選挙の反省を踏まえて執行部を刷新しました。提案型ではなく批判すべきは批判する、与党に対峙する勢力として立て直しを図ってまいります。皆様からご支援やご意見をお寄せいただきたくお願い申し上げます。