夏越の大祓が終わり、7月に突入。今年も半分が過ぎてしまいました。結局、解散総選挙は行われず、私は粛々と選挙準備を進めています。5月の連休直前から青空集会を開始し、山間部や島根半島を回り終えた最近は、松江市内で開催することも多くなりました。大合併後の松江市は島根県内で唯一、人口20万人を数えます。今後も各地で集会を予定しており、一巡するまでにはまだ時間がかかりそうです。こういう状態なので、選挙が先に行って安堵した部分もあります。もちろん衆議院は常在戦場で、いつでも戦うつもりではいますが、私としては今回、地元活動を全部やり切って戦いたいのです。参議院選挙や統一地方選挙が終わり、立憲民主党支部としての活動が一段落したので、今は候補者として本格的に自分の選挙準備をしています。時間的猶予ができたことを前向きにとらえたいと思います。
さて、昨今マイナンバーカードを巡るトラブルが続出し、政府への信頼はすっかり揺らいでしまいました。河野大臣はマイナンバーカードという名称をやめた方がよい、と発言したようですが、そこじゃないでしょう? 民主党政権が制度を作ったという責任転嫁もあったので、説明します。そもそもマイナンバー制度は社会保障番号として導入されたのです。「消えた年金」問題があり、諸外国のように番号で管理することになりました。私が90年代に留学していたカナダにもソーシャルセキュリティナンバー(社会保障番号)がありましたが、それに相当するものです。
ところがデジタル化と称して銀行口座を紐付けようとか、現行の健康保険証を廃止、運転免許証も統合しよう…と自公政権が変な動きを始めました。カードの取得は任意なのに、実質的に選択肢を奪いシステムは脆弱、だから混乱しているのです。デジタル庁を作ったので仕事を作ろうとしているのか、利権が絡んでいるのか、よくわかりませんが、とにかくリスクは分散するもので、強制的にカード1枚に情報を統合しようという発想自体が間違いです。他人と紐付けられるミスが散見される今は、情報漏洩を心配する以前の状態です。岸田政権が強引に進めるマイナンバーカードへの情報統合は何としても止めるべく、今後も活動してまいります。