連日、猛暑が続いています。この時期は日中、極力出かけたくないですね。実際は仕事やその他の用事で外出を避けられない人がほとんどでしょう。島根は「車社会」なので駐車後の蒸し暑い車に乗るのは最悪ですが、暑い中、外を歩くことは少なく多少楽かもしれません。
一方、東京や大阪など公共交通が発達している都市は、満員の通勤列車や駅からの徒歩等、不快感、極まりない。これに耐えられず、一度は都会に出たけれど島根に戻って来る人、都会から移住してきた人に時々出会います。毎日のことなので生活環境、ライフスタイルは大事ですよね。
今、松江ではJR松江駅前の一畑百貨店が来年1月14日をもって閉店するというショッキングなニュースの影響がジワリと拡がっています。65年間、続いた一畑百貨店は県内唯一のデパートで、来年島根県は全国3つ目のデパートゼロ県になります。寂しいと嘆く中高年層と一度も行ったことがないという若者達…お気に入りのブランドを求めて通っていた若者もいるのですが、それでは商売が成り立たないのです。パート・アルバイトを含めた118人とは百貨店直接雇用の従業員であり、テナントの従業員は数に入っていません。急に追い出されることになったテナントの行き先はあるのか、商売が続けられるのか、切羽詰まった話が聞こえてくる中、まずテナント、次に跡地の利用という優先順位で話し合っています。
有志で跡地利用をどうすべきか、という会議を開きました。私は「駅前の一等地」という表現をしたのですが、「一等地ですか?」というのが商売人の視点。車社会なので、電車移動の途中に駅で買い物をするというライフスタイルではありません。あの場所はピノという商業施設が閉店し、一畑百貨店が移転して営業したという経緯があるので、一畑でもダメなら駅前で小売りは向かない、と言われました。調べてみると、日本の百貨店というのは商品で人を惹きつけるというより、屋上の遊園地や催事イベントで集客するビジネスモデルなのです。では駅前に何があれば人が集まるのか?青空集会も活用して意見を募ってきました。このホームページからも是非ご意見をお寄せください。
今月は暑すぎるので青空集会はお休みし、夏祭りを巡ります。すでに半夏祭り(飯南町)、天神祭(松江市)が終わり、今月は水郷祭(益田市、松江市)等が開催予定。暑い日が続くので、皆様も体調に気を付けてよい夏をお過ごしください。